盆踊り中心の生活

盆踊りや祭りの体験記。身体で心で感じたことを綴っていきます。あぁ、明日はどこで踊ろうか。

《うたたねで踊るvol.2》岡本太郎が見ていた祭りの景色

“祭りは人生の歓び、生きがいだ。ふだん人は社会システムにまき込まれ、縛られて、真の自己存在を失っている。だが祭りのときにこそ宇宙的にひらき、すべてと溶けあって、歌い、踊り、無条件に飲み、食らい、全人間的なふくらみ、つまり本来の己をとりもどす…

《うたたねで踊るvol.1》盆踊りの記憶

今日は実家がある新潟に帰る予定だった。 しかし、風邪をひき、一日中布団の中でゴロゴロする羽目になってしまった。 こんなに身体が重く、頭がボーっとしているのにも関わらず、ワタシはまた盆踊りのことを考えていた。 幼い頃の記憶を遡った。 毎年お盆の…

月灯りの下で遠い昔の誰かと踊る【綾渡の夜念仏と盆踊り②】

夜念仏を唱えた後は、境内の広場で盆踊りが行われる。 お揃いの浴衣を着た保存会の方々や、着物を着た年配の女性、何人かの若い方々が、広場の端っこに1列になっている。広場の真ん中には夜念仏にも使われた、極楽と地獄の絵が描いてある折子灯籠が静かに佇…

静寂の山里に響き渡る祈りの声【綾渡の夜念仏と盆踊り①】

まだまだ寒い日が続く2月。 しかし、ワタシは四六時中、 ''今年の夏はどこの盆踊りに行こうかなあ'' と頭の中は盆踊りでいっぱいだ。 盆踊りに恋い焦がれている。 去年行った盆踊りのことをまだ全然書ききれていないので、思い出しながら少しずつ書き綴って…

軽快なお囃子で踊り狂う!【桐生八木節まつり in 浅草】

「群馬県桐生市に面白いお祭りがある」 と、噂には聞いていた。 桐生八木節まつりである。 YouTubeなどで動画を見てもらえればその迫力がお分かり頂けると思う。まつりのフィナーレの動画は、踊っているというより、人々が波打っている。 3日間で約50万人の…

歴史の中で踊り走り回る!【白鳥おどり②】

踊り会場の一角に人だかりができていた。太鼓がいくつか並べられ、何やら文字がたくさん書かれた大きな幕が飾られている。 この日は、踊りの前に「郡上宝暦義民太鼓」が上演されるらしい。 郡上宝暦義民太鼓とは、江戸時代に起こった郡上藩宝暦騒動(郡上一…

白山の入り口は徹夜おどりへと続く【白鳥おどり①】

岐阜県郡上八幡をさらに北上したところに白鳥(しろとり)という町がある。(長良川鉄道を利用する場合は美濃白鳥駅下車) そこに『白鳥おどり』という徹夜で踊る盆踊りがある。その踊りはどうやら、郡上おどりよりもテンポが早く、激しいらしい。 これは行くし…

衝撃と感動のクライマックス!【新野の盆踊り②】

新野の盆踊りは3日間夜通し行われる。初日と、2日目は夜9時〜朝6時まで踊り、最終日のみ朝方に「踊り神送りの儀式」というものが行われる。その時にだけ踊られるのが「能登」という踊りだ。朝6時頃。ついに「能登」が始まった。いままでの優雅な踊りとは、少…

すべての境界線がなくなる優雅な踊り【新野の盆踊り①】

長野県阿南町の新野(にいの)で行われている、新野の盆踊りに行ってきた。 新野は南信地方に位置し、愛知県との県境にほど近い。近くに電車などは通っていないため、辿り着くまでにはかなりの時間を要する。(JR東海道新幹線豊橋-JR飯田線温田(ぬくた)駅(…

東京の台所に現れた異世界で踊る【築地本願寺納涼盆踊り大会】

築地本願寺納涼盆踊りは今年で第69回目を迎えた。浄土真宗本願寺派の寺院である築地本願寺は、2014年に国の重要文化財として指定されている。インドの宮殿を思わせる建物で、本堂の中にはパイプオルガンがあり、教会のような雰囲気もある。綺麗に整列された…

伝統と流行が混ざり合うDEEPでPOPな盆踊り【中野駅前大盆踊り大会】

中野駅前大盆踊り大会に参加してきた。今年で4回目というまだ新しい盆踊りだ。中野サンプラザ前の広場で行われていて、駅が近いこともあって会場は多くの人で賑わっている。私が会場に着くと、すでに踊りの輪が何重にもなっていた。 こちらの盆踊りは日本舞…

若者が熱狂!!これぞ進化形盆踊り【にゅ〜盆踊り】

7月16日。池袋西口公園で行われた『にゅ〜盆踊り』に参加してきた。開催は今年で9回目で、去年までは1日だけの開催だったが、今年は2日間行なわれた。前から気になってはいたのだけれど、他の盆踊りと日程がかぶったりでなかなか機会がなかったのだが、よう…

心を揺さぶる日本のリズム

7月14日、佃島の念仏踊りに出かけたけれど、残念ながら雷雨の影響で中止に。と言うわけで急遽、すごく行きたかった大石始さんとケイコ・K・オオイシさんの新刊出版イベントに参加してきた。『ニッポンのマツリズム』は、お二人が日本中を周って面白い祭、奇…

東京の真ん中で下駄の音が鳴り響く【郡上おどり in 青山】

6月24日・25日に開催された郡上おどり in 青山 に参加してきた。 なぜ東京の青山で岐阜の郡上おどりを踊るかというと、郡上八幡城主の青山家の菩提寺が青山の梅窓院にあるというご縁から、保存会の方々を招き始まったそう。(青山という地名も青山家に由来す…

待ちに待った盆踊りシーズンの幕開け!【山王祭 納涼大会】

山王祭とは、江戸三大祭り(他に、神田祭・深川八幡祭)の筆頭であり、日本三大祭(他に、京都の祇園祭・大阪の天神祭)にも数えられるスゴい祭なのだ。山王祭自体は6月7日〜17日の間行われており、ワタシは東京に10年以上住んでいるのにもかかわらず、その…

せつない恋物語が紡ぎだす美しい言葉たち【お六甚句】

『お六甚句』は、ワタシの出身でもある新潟県南魚沼市六日町に伝わる唄である。 お六とは、新潟県南魚沼市の坂戸城下で生まれたとされる“ 愛 ”の兜で有名な戦国武将、直江兼続の幼少期 (樋口与六) の愛称だ。 歌詞の中に登場する桂姫は、兼続の主君であり、…

空が明るくなる頃におとずれる不思議な感覚【郡上おどり②】

夜8時。提灯の灯りに照らされた城下町に、軽やかなお囃子と味わい深い唄声が響き渡る。人々が集まり、どこからともなく踊り出す。町中に下駄の音が鳴り響く。 ワタシは居ても立ってもいられず、早速人々の流れの中に飛び込んだ。 周りを見渡すと、様々な人た…

水の生まれる城下町で朝まで踊る!【郡上おどり①】

岐阜県を流れる長良川と吉田川が交わる場所、郡上市八幡町(通称 郡上八幡)で何ともエキサイティングな踊りがある。『郡上おどり』だ。 日本三大盆踊りに数えられ、なんと7月中旬から9月上旬までの32夜開催される。そのうち8月13日から16日の期間…

頭の中は盆踊り。

盆踊りの魅力に取り憑かれてしまったワタシ。 もっと盆踊りのことが知りたい!もっと盆踊りを踊りたい!と、窓の外は雪がしんしんと降る真冬にもかかわらず、頭の中は盆踊りでいっぱいです。 目を閉じれば、提灯の灯りと下駄の音、屋台の匂い。あぁ、踊りた…