盆踊り中心の生活

盆踊りや祭りの体験記。身体で心で感じたことを綴っていきます。あぁ、明日はどこで踊ろうか。

頭の中は盆踊り。

盆踊りの魅力に取り憑かれてしまったワタシ。

もっと盆踊りのことが知りたい!もっと盆踊りを踊りたい!と、窓の外は雪がしんしんと降る真冬にもかかわらず、頭の中は盆踊りでいっぱいです。

目を閉じれば、提灯の灯りと下駄の音、屋台の匂い。あぁ、踊りたい。

 

人はなぜ踊るんだ?そもそも盆踊りってなんだ?昔の盆踊りと現代の盆踊りの違いは?などなど、、今はいろんな文献がありますが、ワタシの五感でそれを体験して、(勝手に)研究していきたいと思います。

そしてワタシがなぜこんなに盆踊りにハマってしまったのか、自分でも解明出来ていない部分を解き明かしていこうと思います。どうぞお付き合い下さいませ。

 

盆踊りとの出会い 〜地元編〜

ワタシの中で盆踊りといえば、生まれ育った新潟県南魚沼市六日町に伝わる『お六甚句』。お六とは、戦国武将の直江兼続の子供時代の名前(与六)からきている。(お六甚句については改めて記事にする予定)夏祭りでは『お六流し』といって、商店街を何列にもなって踊り歩く。学校の運動会でも踊っていたし、みんな踊れて当然という感じ。子供の頃は特別盆踊りが好きというわけではなかったし、(お祭りは大好きだったけど)思春期なんて踊るのも恥ずかしかった。それなのに今やことあるごとに「盆踊り行こうよ!!」だなんて、何がどうしたことやら。

今から4年前の夏。東京に住んでいたワタシが実家に帰省すると丁度お祭りがあるという。(大毘沙門大祭 現在は中止)家族で行ってみると、そこにはやぐらが立っていて、その周りには人の輪が出来ていた。『お六甚句』が流れると懐かしさのあまり無性に踊りたくなり、(お酒の勢いもあり)輪の中に飛び込んでみた。「あれ?結構踊れる!」もう何年も踊ってなかったが、子供の頃に覚えた感覚はそう簡単に忘れるものではないらしく、(お酒の勢いもあり)もうノリノリに。といっても、踊り自体はゆっくりなのだけど、心の中がまさに “踊って” いた。

 

盆踊りとの出会い 〜東京編〜

それからしばらくして、盆踊り好きの友人から「佃島の盆踊りに行かない?」と誘われ、「行く!!!」と一つ返事。東京都中央区の佃という所に佃島念仏踊り』というものがあるらしい。(これについても追々記事にしていく)どんな所なんだろうと期待して行くと、その一角だけまるで昭和・・・いや、江戸にタイムスリップをしたような空間が現れた。やぐらの上には太鼓にバチを一本持ったジイサンがかすれた声で音頭をとっている。ワタシが今まで聞いた事のない不思議な音頭。その周りでは非常にゆったりとした踊りが繰り返し踊られている。とにかく今までの盆踊りのイメージとは全く違う。意を決して輪の中に入り、前の人の踊りを見よう見まねで踊ってみる。何回か繰り返していると、体が慣れ、体が勝手に動いている。なんだろうこの感じ・・・気持ちいい!!やぐらの上のジイサンはさらに声をかすらせて、踊っている人たちから囃し立てられながらも最後まで唄いきると、拍手が巻き起こった。

なんてブルースでジャズでロックでポップなんだ!!!(音楽の事はよく分からないけど)またしても心が “踊って” いた。

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そんなこんなで盆踊りにすっかりハマってしまったワタシは、その後も色々な盆踊りに出向いては踊っています。盆踊りは実際に踊ってその場の空気を感じるのが一番だと思いますが、予備知識があった方がより深く楽しめると思い、このブログにまとめていく所存です。