2017-01-01から1年間の記事一覧
祖父が旅立った時、ワタシは盆踊りを踊っていた。 祖父は、新潟の片田舎で魚の養殖業を営んでいた。 働き者の祖父は、責任感が人一倍あり、大胆で頑固だけど丁寧で義理堅く、幼い頃からワタシの憧れの人であり、一番尊敬する人だ。 家族から連絡が来たのは朝…
“祭りは人生の歓び、生きがいだ。ふだん人は社会システムにまき込まれ、縛られて、真の自己存在を失っている。だが祭りのときにこそ宇宙的にひらき、すべてと溶けあって、歌い、踊り、無条件に飲み、食らい、全人間的なふくらみ、つまり本来の己をとりもどす…
今日は実家がある新潟に帰る予定だった。 しかし、風邪をひき、一日中布団の中で過ごす羽目になってしまった。 こんなに身体が重く、頭がボーっとしているのにも関わらず、ワタシはまた盆踊りのことを考えていた。 幼い頃の記憶を遡った。 毎年お盆の頃にな…
夜念仏を唱えた後は、境内の広場で盆踊りが行われる。 お揃いの浴衣を着た保存会の方々や、着物を着た年配の女性、何人かの若い方々が、広場の端っこに1列になっている。広場の真ん中には夜念仏にも使われた、極楽と地獄の絵が描いてある折子灯籠が静かに佇…
まだまだ寒い日が続く2月。 しかし、ワタシは四六時中、 ''今年の夏はどこの盆踊りに行こうかなあ'' と頭の中は盆踊りでいっぱいだ。 盆踊りに恋い焦がれている。 去年行った盆踊りのことをまだ全然書ききれていないので、思い出しながら少しずつ書き綴って…
「群馬県桐生市に面白いお祭りがある」 と、噂には聞いていた。 桐生八木節まつりである。 YouTubeなどで動画を見てもらえればその迫力がお分かり頂けると思う。まつりのフィナーレの動画は、踊っているというより、人々が波打っている。 3日間で約50万人の…