盆踊り中心の生活

盆踊りや祭りの体験記。身体で心で感じたことを綴っていきます。あぁ、明日はどこで踊ろうか。

東京の台所に現れた異世界で踊る【築地本願寺納涼盆踊り大会】

築地本願寺納涼盆踊りは今年で第69回目を迎えた。
浄土真宗本願寺派の寺院である築地本願寺は、2014年に国の重要文化財として指定されている。インドの宮殿を思わせる建物で、本堂の中にはパイプオルガンがあり、教会のような雰囲気もある。
綺麗に整列された提灯と相まって、気付けば遠くまで来てしまったような不思議な空間を生み出している。

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踊って楽しい!食べて楽しい!見て楽しい!
ここは “日本一美味しい盆踊り” と言われている。東京の台所である築地の有名店が屋台を出していて、人々の食欲を満たしている。食べ物目的で来ても十分に楽しめる盆踊り大会だ。

でもワタシは “踊り目的” なのだ。
とりあえずビールで喉を潤す。

4日間で3万人もの人が訪れるそうで、東京でもかなり大きな盆踊り大会だ。櫓も大きく、人々の踊りの輪も大きい。平日は仕事帰りのサラリーマンやOLも踊っているし、外国の方も多い。

ワタシも早速、巨大な渦の中に飛び込む。
曲目は、中央区の音頭である「これがお江戸の盆ダンス」や「大江戸助六音頭」「築地音頭」など、この地域ならではのものや、「斎太郎節」「法輪音頭」など他ではなかなか踊られないものまで、レベルの高いラインナップになっている。

盆踊りのいいところは、飛び込みで参加しても大体はその場で覚えられて楽しめるというところなのだけど、稀に難易度の高い踊りが紛れ込んでいる。ワタシの場合、「大江戸助六音頭」が何回見ても覚えられない。(紐を結ぶような振り付けのところが難しい、、) 「斎太郎節」もなかなか難しい。
これから盆踊りに参加してみたいという方は、YouTubeなどにたくさん上がっている動画で、事前に幾つか覚えてから行くと、より楽しめると思う。というか気持ちいい、、!!踊りの輪の中に馴染んでいく感じがたまらない。
といっても、盆踊りは上手い下手じゃなくて、楽しめればいいのだけれど。


盆踊りの途中の休憩時間に、大江戸助六太鼓の皆さんのパフォーマンスがあり、その迫力や軽快なバチさばきは圧巻だ。

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その後もノンストップで踊り続け、気付けば2時間が経っていた。それでもまだ踊りたいと思うのだからもうDS。(どうかしてる)

後ろ髪を引かれつつ、再び合掌する。

そして、築地と言ったらお寿司だろう!ということで、お疲れ様のお寿司を頂く。踊り疲れた体に海鮮が染み渡る。これだから盆踊りはやめられない。


築地本願寺納涼盆踊り大会】
東京都中央区築地  築地本願寺境内
7月下旬 または 8月上旬 (要確認)